2010-01-06から1日間の記事一覧
もちろん結構です。ただし、書き方としては、日本の特徴を明らかにするという方向で書いてください。
いつも、400字詰×8=3200字ということで課題を出していますので、まあ3000字程度でしょうか。今回の答案用紙にも、裏表にびっしり書けば3000字以上になる計算ですので、2枚あれば書けるでしょう。あとはどう効率よく書いてゆくかですね。答…
日本列島でいえば、神は在来の力ある精霊(アニミズムが基礎にありますので動植物を含みます)、もしくは同じような存在で外国から持ち込まれたもの。仏は仏教における至高の存在で、生命が修行を重ねて悟りを開き、あらゆる迷いや煩悩、苦しみから解放され…
狼が人に変身する理由、人が狼に変身する理由は以前にもお話しました。問題は月ですが、月も満ち欠けをしますので、上記の蛇と同じように再生のシンボルとなります。古ヨーロッパの信仰では、力ある満月の夜、精霊の祭宴が開かれると考えられていたようです…
やはり、牧畜主体か栽培農耕主体かが大きなポイントとなってきます。牧畜の場合、牧場にたむろする羊は最高の標的となります。狼と羊のシンボル性は、童話から聖書にまでみることができますが、その起源は古代ギリシャにまで遡ります。牧場の拡大により住処…
それは発生した可能性があります。神殺しを語る『日本書紀』のエピソードにも、これを主張する中央の官人に対し、在地の民衆たちが反対するというくだりが存在します。共同体のなかでも、度々結論をめぐってトラブルが発生していたのではないでしょうか。
動物を神霊と扱う心性が、だんだんと弱まってきたことと関連するのでしょう。熊の場合と同じく、狼も、都市と農村でイメージが異なってきます。都市では、狼は害獣以外の何ものでもありませんが、そこには、中国のもたらした書物の影響もあるでしょう。百科…
まさに山は他界で、『万葉集』では、死者が山に帰ってゆく姿を歌ったものもあります。『古事記』の黄泉国神話は地下、あるいは洞窟のなかという印象が強いですが、イザナキが逃げてくるくだりなど、山上古墳群の参道を反映したものではないかとの説もありま…
道成寺縁起で清姫が変身する竜蛇は、かつては男性象徴で男が変身するものでした。世界的文脈でいうと、脱皮を繰り返すところから死と再生のシンボル、死の秘密を知っているものと考えられ、ギルガメシュ神話では主人公から不死の力を奪うもの、『旧約聖書』…
講義でもお話しますが、通常の状態であれば、狼が里へ降りてきて人間や家畜を襲うことはほとんどありません。しかし近世、山林の荒廃によって餌場が失われると、両者の争いが激化してゆきます。もちろん、牛馬が被害に遭うこともあったでしょう。結果、近世…
道教で同士が使役できるのは、自然界に宿る個々の精霊や疫病神、邸宅に宿る宅神など下級の鬼神です。至高神の太上老君をはじめ、天界・冥界のヒエラルヒーにおいて道士本人より位の高い神は、当然のごとくコントロールできません。ただし、祭祀を通じて祈願…
人文学で文献を探す際の基本は、まずは国立情報学研究所のホームページにあるCiNiiという論文データベースか、国立国会図書館ホームページの一般図書索引・雑誌記事索引の検索です。もし最新の研究論文を読もうという気概があれば、CiNiiでキーワード検索し…