2012-05-18から1日間の記事一覧

言語によって世界が形成されると考えてみると、その国々や民族によって言語が異なるという問題に引っかかってしまう。歴史を語ろうとするとき、その言語ごとに違う世界観が生じることになりはしないか。 / 言語の種類の相違も、総体的に歴史に作用するのですか。つまり、「フランス人と日本人とで享受する世界は違う→歴史が変わる」ということですか。 / ある程度言語を習得できた人がなかなか英語等を自分のものに出来ないのも、言語によって既に世界が作られていて、英語→日本語→認識という手順を踏んでいるためなのでしょうか? / フ

そうです。使用する言語が違うと、世界は違うものになってしまうのですね。これを説明するうえでよく用いられるのが、「虹の色数」に関する話です。日本では虹の数は七色であり、普通我々は虹を七色のものとして認識しています。しかし言語体系の異なるある…

言語についての話で、ウィトゲンシュタインの言語ゲームのことを思い出した。人間は言葉によって世界を認識するが、その言語を定義づけるためのルールも必要だ。そのルールは言語で説明できるものではなく、個人の認識に基づくもので、結局認識が先立つのではないか、と思ったが分からなくなりました…。

そうですね、先後関係で考えると分からなくなりますね。だいたい、言語を用いない認識の状態は、言語を使用できる状況にある我々では、なかなか想像することが難しい。言語を単に日本語、英語、中国語…といった分節言語で考えるのではなく、ランガージュ(言…