ラストで、大して時間も経っていないように振る舞っているのに、車に落ち葉が積もっているというシーンがありました。あれはどういうことなのでしょう。

異界訪問譚によく見受けられる、異界と現実とでは時間の進み方が違うことを意味しているのでしょう。おまけに、彼らには異界での記憶がありませんから、たった数分が数日、数週間になっていて驚くことでしょう。そこまでみせないのは、「物語は続いてゆくのだ」という宮崎駿一流の演出でしょうか。