山口祭儀以外で、山口神社が設けられるのはどういう場合でしょう?/山口神社は複数あるとのことですが、山ごとに祭儀を行っていたのでしょうか?
山自体が神聖視され禁足地となっている場合、入り口に神社が設けられ一般の出入りを阻んでいることがあります。入山できるのは神職など限られた人々、もしくは限られた日時のみ。こうした場合も、山神に入山の許可を乞う場として設置されたとみるべきでしょうが、必ずしもその入山が伐採を伴うとは限らないわけです。ちなみに、山の神は山ごとに異なる場合があるので、ちゃんと山ごとに祭祀を行っていました。山口神社にも山ごとの名前が付いています。