最初の一本は何のために抜くのでしょう。

これは、あらゆるものの根源である太極を象っているのですね。つまり、易のプロセスは単に数字を導き出す動作ではなく、手の中に太極・天・地・人、すなわち宇宙そのものを再現し、その理法を見極めようとする宗教的実践なのです。ゆえに、本当は、ぜい竹を握る者にはそれなりの覚悟が必要となります。皆さんに、宇宙を相手にする覚悟があったでしょうか?