なぜ囚人の服に赤が採用されているのでしょう。

私も明確な答えを持っているわけではありませんが、赤は血の色であるために生命力を象徴し、その点から避邪の機能も期待されてゆきました。また、赤色顔料としての水銀丹は、消毒・解毒の作用を持つ薬品であるとも考えられてきました。囚人の服は、その罪業を消すために、避邪や消毒の機能を担う「赤色」になったと思われます。