シャーマンは死者に対して力を持っているのに、どうして神に守ってもらわないといけないのでしょう。

シャーマンは下級の精霊を自分の手足として使えますし、他界の力とも交渉できます。しかし、当然のことながらその能力にも限度がありますし、そもそもその源は精霊との友好・契約関係や、上級の神格への奉仕によるところが大きいのです。個々の死者の力は小さくとも、他界の持つ死そのものの力は強大で、シャーマンも常に守護してくれる存在を感じつつ、緊張感をもって立ち向かわなくてはならないのでしょう。