『捜神記』で、泰山で労役に服していた者が「土地神になりたい」といいますが、それはなぜでしょう。

話のなかで死者である胡母班の父が明確に答えていますが、自分の故郷の土地神になれば一族の者が酒食を欠かさず供え、礼拝してくれるので、満ち足りた生活を送ることができるのです。これも、中国の現実の官僚世界を反映した表現かもしれません。