アマルガム鍍金についてですが、秦氏自身がこの用法に関連したという例はあるのでしょうか。

現在、奈良時代の仏工として名前の分かっている人は17人いますが、そのうち2人が秦氏です。秦自体の規模が大きいことはもちろんですが、それでも2/17というのは結構大きな比率でしょう。17人のなかには丹生を扱う息長丹生氏もいますが、秦氏が鍍金の作業に従事したことも否定できません。