銅鐸絵画について、○頭が男性で△頭が女性とのことですが、一般的には逆の方がイメージしやすいのでは?

確かにそうかも知れませんが、現在のイメージで歴史的遺物を解釈するのは危険なことでもあります。銅鐸絵画を総覧してみると、○頭の人物は、武装したり漁労や狩猟に勤しみ、△頭の人物は脱穀や米搗などを行っています。民族社会においても、前者が男性、後者が女性の役割であることが多いので、○頭=男性、△頭=女性と推測されているのです。