纏足にみえる「女性の行動の制限」「美意識」の感覚は、平安期日本の貴族女性における異様なほど長い髪、重量のある十二単などに通じるところがあるようです。両者に何か関連はあるのでしょうか。

直接的な関連性はないでしょうが、美意識や女性への拘束という意味では類似しているところもあります。習俗の社会的機能という点では共通していますが、纏足は直接的な身体加工を伴うものなので、「身体」を考える意識に相違があるといえるかも知れません。