大仏の前で動き回る尼公が透けるように描かれているのも、技法の1つなのでしょうか。

いやあ、これはどうなんでしょうかね。確かにぼくも疑問に思っていたのですが、動きを示す技法なのか、彩色が禿げてしまったのか…。恐らくは前者だろうと思います。大仏殿の悠久性・不動性を前提に考えると、ちょこちょこと動く尼公が描線のみで表現されているのは、その「かりそめ」性を際立たせます。もう少し調べてみます。