日本の青銅器が銅の含有量が多いのは、日本列島での銅の産出量が多かったということでしょうか。

確かに、文献で判明する古代以降、日本は銅の産出量を伸ばしてゆきます。しかしこの時点においては、お手本として入ってきた中国・朝鮮半島の青銅器に倣ったものと考えられます。中国の青銅器も、発掘されているものはまさに「ブロンズ」色ですが、ということは、元来は黄金に耀いていたとみて間違いないでしょう。