卜占に天文などは利用されなかったのですか。

もちろん、天文に関わる卜占も存在しました。『周礼』にも、やはり春官の所属で、憑相氏や保章氏という日月星辰の運行を観察し吉凶を判断する役職が記載されています。洛亀が具現化したかのような式盤も、天の運行と地の運行を連動させて占いをする道具ですので、天文は常に最重要の要素のひとつですね。