ホワイトの「歴史叙述における説明の様式」の部分で、論法の様式に掲げられているうち、機械論的・有機体論的・コンテクスト主義的の3つの意味が分かりません。

一応は授業中に説明したはずですが、もう一度繰り返しておきます。「機械論」は、世界を機械と同様とみて、そこに発生する事象をすべて力学的に理解可能であるとする見方です。「有機体論」はより複雑で、例えば生態系のように、様々な要素が相互に関係しあって全体性を作り上げていると考えます。「コンテクスト主義」は文脈主義で、事象・事件を理解・説明する際に、それが置かれている時代的・社会的文脈などを重視する見方です。