箸墓古墳が3次元レーザー測量によって卑弥呼の墓ではないかとされていますが、3次元レーザー測量とはどのようなものなのでしょうか。

対象物にレーザー光を照射し、その反射光が戻ってくる時間をもとに、精細な計測を行う方法です。レーザーを使った3次元スキャナ、と考えていただいていいでしょう。箸墓については、これを上空から行い、精密な立体復原図を作成しました。宮内庁の管理により、詳細な立ち入り調査ができない状態ですので、初めてその正確な形状が判明したわけです。しかしそれは、あくまで外面のこと。内部がどうなっているかは、依然として不明のままです。レーザー測量によって卑弥呼の墓であることが分かった、ということではありません。