遅ればせながら、このブログでもレポート課題の告知を行っておきます。また、評価のポイントについても載せておきましたので、執筆の際の参考にしてください。

【テーマ】
史学科生)自分が重要と思う任意のアクチュアルな問題を設定し、講義で紹介してきた歴史学的な批判方法を用いて考察し、一定の結論を導き出しなさい。
非史学科生)講義で扱ったトピックを任意に選んでテーマを設定し、調査・考察して、自分なりの結論を導き出しなさい。
※ 自分なりの問題観心を持つこと、文献は批判的に読み込むこと、事実/見解を区別すること、他人の見解/自分の見解を区別すること、起承転結など構成に論理性を持たせること。
【字数】 4000字程度
【形式】 一応A4判用紙で提出のこと。一枚当たりの字数や縦書き/横書き、その他の書式は不問。プリントアウト原稿でも手書き原稿でもよい
【提出期限】 7月31日(火)午後5時まで
【提出場所】 7号館9階(史学科フロア)奥の専用ポスト
【評価のポイント】
テーマのところに書いた諸点は、レポートの前提条件です。それをクリアできたうえで、次の3つをポイントに評価します。まず第1に、問題意識の明確さ、オリジナリティ。しっかりした問題意識が語られていること、しかもテーマの切り取り方や結論が新鮮で独特なものであれば、高く評価します。私を驚かせるようなパースペクティヴをみせてください。
 第2に、構成や論理展開。レポートのあるべき姿として、ちゃんと起承転結が押さえられているかどうかは重要です。最初から最後までだらだら論理のない文章が続いていたり、参考文献の内容を要約しただけのようなものは減点します。場合によってはレポートとして認めません。
 最後に、参考文献。とうぜん、高度なものをたくさん読んでいれば評価します(本文をみて、これはリストが列挙されているだけで読んでいないな、と判断される場合は得点になりませんが)。資料にしたものがホームページばかりだったり、簡単な新書が1冊程度だったりするとあまり好ましくありませんね。あえて簡単な方へ逃げていないか、自分の関心を明らかにするためにちゃんと必要な文献を選択しているか、そのあたりが大切です。