国によって歴史の考え方に相違があることの理由が分かりました。他のアジアの国々の教科書では、歴史はどのように書かれているのか気になります。

基本的に国家主義的な記述が多いですが、例えば中国・韓国・日本のように、歴史学者が協力して互いを理解し合う平和的教科書作りを目指そうという試みも、何年も前から行われています。日本の報道では、領土問題などのこともあり、お互いを扇動するような報道も多いですが、すべての中国人、すべての韓国人が、日本へ悪印象を抱いているわけではありません。むしろ、そうした国家や大手メディアの情報操作に踊らされてしまうのは愚の骨頂です。歴史学で身に付けるべき重要なスキルのひとつは、リテラシー能力です。実際に自分の目で見て、耳で聞いて、考えることを心がけたいですね。