通史を書くにあたって、講義全体を扱うべきなのでしょうか。それとも古代史のなかで時代を選べるのでしょうか。

また変更することもあるかもしれませんが、現在考えているのは、授業で扱った全般をカバーするものです。とうぜん、限られた字数のなかで「満遍なく通史を叙述する」ことは不可能ですので、何らかの基準に沿って取捨選択を行い、何らかの理由をもって「重要な」部分に字数を割かなければなりません。まずそのような基準をどう設定するか、いうなればいかなる問題意識をもって過去に向かうのかを、まず大きな評価のポイントとしたいのです。