動物の主神話についてですが、一神教の地域においては、ある特定の動物を多く殺すことに対して、どのように罪悪感を解消していたのでしょうか。

完全な一神教というものは、ユダヤ教キリスト教も含めて存在するとはいえないのですが、概ね最高神の意志へ仮託されてしまう場合が多いですね。その関係性を神が定めたとか、神の命令によるといった類です。『旧約聖書』創世記でも、神の似姿を持つ人間が、その代理として、あらゆる動植物を支配してよいことになっています。