「業病」ですが、仏教界の高い地位の人が病にかかった場合、破門になったりするのでしょうか?

実際は、その人物の集める崇敬によって多様性があるでしょうが、『今昔物語集』巻20-35話に、ちょうとズバリの話が残っています。比叡山の心懐は美濃守の信頼を受け「一の供奉」と尊ばれていたが、美濃における疫病流行に際して招かれた懐国の法会を嫉妬により打ち壊したことで、白癩を煩い、家族からも仲間からも排斥されてのたれ死ぬ、という展開です。