銅鐸はヒレを立てて埋納されるとのことですが、その行為に何か意味があるのでしょうか。

何でしょうねえ。これはぼくも知りたい。最初に銅鐸の埋納情況をみたとき思い出したのは、縄文時代に、食べた獣の骨を儀礼的に配置して埋納した遺構です。猪や熊の頭蓋骨を丁寧に積み重ねるように配置したり、あるいはクジラの脊髄を軸にイルカや猪の頭蓋骨で円形を作ってみたりする。これは、動物の主神話に基づき肉の再生を願ったものと考えられていますが、神聖なものの埋納法として、構造的に残ってきたものかもしれませんね。なぜヒレを立てるのかは別として。