月や乗り物と聞いて『竹取物語』を思い出したのですが、あの物語も再生の象徴として使用されているのでしょうか。

もちろんそうです。再生というよりも、不老不死に関係のある物語ですね。月は不老不死の神仙世界であり、そこから訪れたかぐや姫も不死の仙女です。しかし、『竹取』はそこへの憧れを宿しつつも地上性を重視する内容になっており、例えば姫から仙薬を贈られた帝は、姫がいないのでは不老不死になっても仕方がないと、富士の上で仙薬を燃やしてしまうのです。