縄文時代から弥生時代の転換期に、低湿地林を伐採してしまうような技術、道具があったのでしょうか。

樹木の伐採は、縄文時代の石斧で充分に可能なのです(実験でも確認されています。http://goshono-iseki.com/investigate/1827)。前回写真で確認したように、縄文前期の三内丸山遺跡の時点で、すでに栗の大径木を構造材に用いた巨大建造物が作られています。あれはその場所に自生した木を加工せずに建てているわけではありませんので、縄文の人々が巨樹を伐採し生活に役立てていたことは疑いがありません。