『古事記』の黄泉国神話にも、黄泉/地上を分けるものとして巨岩が出てきますが、これも仏教から取り入れられたものなのでしょうか?

ちょっと誤解があったかもしれませんが、巨岩信仰、磐座信仰は仏教以前から列島に存在しました。後に宗像大社を備える沖ノ島大神神社を持つ三輪山など、古墳時代から歴史時代の神社に直結する祭祀遺跡には、いずれも巨岩の屹立する景観をみることができます。