山が移動するのが面白いと思いました。それは山自体が移動したのですか、それとも山の霊が移動したのですか。 / そもそも、なぜ三国伝来の文脈で山が移動する必要があるのでしょうか。

山自体が移動する、ということですね。とにかく、『法華経』の説かれた場、いうなれば法華信仰のオリジンたる聖地が霊鷲山なのであって、それが中国、日本に現れたということは、同地が法華宣揚の場としてインドに劣らない神聖性を獲得したことを明らかにしているわけです。