カワラ神宮の表記が、「賀春」になったり「香春」になったりするのは、途中で表記が変わったからなのですか。

歴史上、人名や地名などに複数の表記が存在することはよくあり、香春の場合もそのひとつです。『叡山大師伝』では「賀春」ですが、ほぼ同時期の『続日本後紀』承和4年(837)12月庚子条には、「豊前国田河郡香春岑神」と出てきます。どちらが古い、どちらが新しいということではないようです。