飛鳥寺から古墳との関連性がみられるとありましたが、具体的にはどのような点なのでしょうか。

飛鳥寺の塔の芯柱を支えている心礎からは、塔には必ず埋納される舎利瓶(本来は釈迦の遺骨である舎利が収められるが、後にはそれに見立てた宝石類、または法舎利として仏典などが替えられるようにもなった)のほか、勾玉管玉などの玉類のほか、周辺からは武具や馬具なども出土し、あたかも古墳の副葬品をみるかのようでした。事実、7世紀の寺院には、二上山の麓にある白鳳期の当麻寺をはじめとして、古墳の上に建てられた寺院も存在します。