もともと不殺生は戒だったものが、次第に律となったということでしょうか。

そうですね、内面的な意味では、戒としての重要性が大きかったのだと思います。それが、仏教に僧伽=教団が生まれることによって、仏教の本質を規定するものとして、律としても位置づけられていった。教団で一律に遵守することから無理が始まった、といえるかもしれません。