大宝律令は古文書で書かれているのでしょうか?

ちょっとどう答えていいか分からないのですが、現在律令は単独の写本で残ってはおらず、平安時代に編纂された注釈書である『令義解』『令集解』の形で読むことができます。とくに『令集解』は、養老令の私的注釈書をまとめたものですが、奈良時代に書かれた注釈「古記」のなかに、大宝令文が依存しています。「古記」を分析することで、大宝令を復原することもできるわけです。