八敬法のなかで触れられている、夏安居とは何でしょうか。

僧侶は、毎年夏に一箇所に籠り、経典などの読解・研究、精神修養を集中的に行います。これを夏安居といいます。もともとは、インドで雨期に当たる期間は外出しての修行や托鉢ができなかったためとか、小さな虫などが活発に活動する期間は意図せずそれらを殺してしまうことが多いため、こうした習慣が始まったといわれています。僧尼は、この安居に参加することによって1つ歳を取る、これを法蟖といい、僧侶のキャリアとされました。