自然に生えているマツは、病気になったり枯れてしまうこともあると思います。そうすると、マツの花粉量は少なくなってしまうと思うのですが、測定に影響を及ぼすことはないのでしょうか。

1万年に及ぶようなデータを集積してゆきますので、前後の情況から、異常事態があれば推測できるわけです。寒冷化や温暖化は数百年のスパンで変動しますので、病気などによる限定的な変化は、さほど問題になりません。それこそ、異常事態として認識できるような変化に至れば、それは自然状態ではないと分かるわけです。