水田や古墳を造るために山を切り崩したと仰っていたが、今でも山を崩すためには重機が必要なのに、そうしたものがない弥生時代、古墳時代にどのようにして開発を行っていたのか疑問に思った。

重機などは便利ですが、その便利さの内実は何かといえば、大勢の人間が長時間かけてしなければできないことを操縦者1人いれば短時間でできる、その効率性にあります。逆にいうと、現代的感覚で求められるような効率性を度外視すれば、大勢の人間が長時間をかければ、人の手持ちの道具のみで可能な作業なのです。