東学党首魁の首が、なぜ北大に持ち込まれたのか不思議です。そのリーダーは、日本と何か直接的な関わりを持っていたのでしょうか?

日本と何か意味のある繋がりがあったのではないと思います。佐藤政次郎が珍島を調査した際に、さらし首になり、恐らくは腐敗して、白骨化した頭蓋骨を発見したのでしょう。墓暴きなどより、楽に採集ができたのだと思います。また、「日本に反抗的な朝鮮人の骨」を優生学的サンプルとして、「日本民族」の優位性を示すために利用できれば、反抗するような輩は遺伝的に問題があるのだ、といった正当化が可能になる。そうした政治的思惑もあったのではないかと考えられます。