骨卜を扱う経典の読み方の相違についてよく分からなかったのですが、経典よりも先達からの教えが重視されているということではなく、そもそも文章の解釈がまったく異なっていたということでしょうか?

そうです。トンパ文字は解釈の幅が広いため、結局内容をある程度知っていなければ読むことができない。よって、師匠に与えられた知識の意義が大きいということになります。ぼくらは、東巴文化研究所の比較検討の成果として作られた辞書や、訳注全集の漢訳を参考に経典を読んでいますが、それ以外の読み方も存在するということです。