唐物交易は、国家が主体の朝貢貿易であったという理解でよろしいでしょうか?

朝貢交易は、正式に宗主国使節を派遣し、種々の物品を貢納することにより、それに倍する下賜品を得ることを意味します。遣唐使途絶以降の唐物交易は、商人がそうした役割を務めることはあったとはいえ、正式な国交のもとに外交使節が往来していたわけではなく、朝貢交易とはいえません。あくまで民間の交易について、国家が優先的に利益を獲得しようとしたものです。