占い師はほとんど女性のような気がしますが、何か関係があるのでしょうか?

確かに最近は女性が多いようですが、かつてはほぼ男性の職業だったので、あまり象徴的な意味はないかもしれません。最近の傾向は、占い師にカウンセラー的な役割や、母親的な癒し/叱正を求める意識が強くなってきたからではないでしょうか。ただし、以前私の調査していた中国雲南省のナシ族では、卜占はもともと女性の仕事で、神話において占いの知識・技術を授けるのも女神でした。象徴はカエルで、やはり死と再生のシンボルなので、卜占自体にもともとそういう宗教的な意味が付されていたのかもしれません。