もともとは祭器を載せる台であった特殊器台が、被葬者を守る埴輪に変化していったプロセスをもっと知りたいです。なぜ台が人になったのでしょうか?

授業でも説明しましたが、特殊器台が直接形象埴輪に展開したのではありません。特殊器台は、あくまで円筒埴輪の原型です。円筒埴輪が、やがて靫や蓋の儀仗・立て物を表現するように進化し、やがてそれらが差し掛けられる、あるいはそれらが守る人物をも描写するようになったのでしょう。