プリント6ページの高井田3-6号墳石室壁の絵には、どういう意味があるのでしょうか。 / 装飾古墳の壁画には、筆のようなものではなく、壁を彫るようにして描いた線画はないのでしょうか?

大坂柏原市高井田横穴墓群は、6世紀中頃〜7世紀前半に造営された、160基に及ぶ横穴墓群です。凝灰岩の壁面に多様な線刻画が刻まれていますが、プリントに紹介したのは、船に乗って去ってゆく男性を、女性が手を振って見送っている図です。やはり、死者との別れ、死者の旅立ちを描いたものと考えられています。