樺太でキツネ養殖を行っていたのは国営ではなく、個人が多かったと仰っていました。そののち、全国に養殖施設が拡大すると、利益を得たい者による独占的な動きなどはなかったのでしょうか?

残念ながら、まだそのあたりの趨勢は詳しく調査していません。ただし、各地域ごとに会社や組合ができ、それらが養殖の知識・技術を詳述した書物や情報交換の雑誌を創刊していたところからすれば、競合してつぶし合うというより、団結して発展してゆこうとするベクトルが強かったのではないかと思います。国家も産業育成に努めているといったふうで、国立の養殖所も研究目的のために設置し、知識の啓蒙を図っているうえ、業種としての経済情況なども逐次チェックして統計を出しているようです。幾つか法律も制定されていますので、独占を抑止する動きもあったものと思われます。確認して、またブログに情報を載せておきます。