木簡の難波津の歌が興味深いです。表裏で重複しているのは練習だからでしょうか。また、万葉仮名というのはひらがなのもとですか?

そうですね。漢字が固定化していないのがまた面白いところで、いろいろな表記を試していたのでしょう。万葉仮名は、その使用を通して、やまと言葉を表記する漢字の音が決まってゆき、やがてその一部や全体を用いて片仮名や平仮名が作られてゆきます。