絶滅した動物に対して信仰が存在する場合、それはどのように変化してゆくのでしょうか?

今後の講義で扱いますが、例えばニホンオオカミは絶滅したにもかかわらず、いまだこれを神と崇める神社は存在します。実体が失われると信仰も廃れてしまうと考えがちですが、宗教や信仰とは必ずしもそうした末路はたどらないようです。考えてみれば、日本の神社が奉祀対象としている神格の大部分は実在していない、少なくとも現在は実体を伴っていないものなのですから。