式盤の中心には北斗七星が書かれていますが、これはなぜですか。

北斗七星は、北極星と同様に天空で重視された星座で、天帝の具現した姿、あるいは住居などと考えられました。古くから北辰と呼ばれて信仰の対象となっており、柄杓の柄の部分の3星は、季節や時刻を指示する指針とされていました。ゆえに卜占においても重視され、天文学宿曜道陰陽道でも重視されてゆきます。式盤の中央に描かれているのは、天の中心を指し示しているものと思われます。