縄文後期の弧状配石では、柄鏡の円の部分ではなく弧に墓があったのに対し、前方後円墳では後円面白いところに気がつきましたね。部分に埋葬施設があるのは、何か思想の変化があったのでしょうか。

円の中心にはパワーの源が設定されていると考えられます。環状集落の墓地しかり、前方後円墳の円墳しかりです。弧状列席の場合は、柄鏡の部分に死者を祭祀するシャーマンが住んでいる。そういう意味では、祖先の力より、それをコントロールする宗教者の能力の方が重要視された時代といえるかも知れません。