いま、授業では「藤原京が作られた経緯」をやっているんでしょうか。なんだかテーマが分からなくなってきてしまいました。

大学の講義は微に入り細に入り、また複雑な経路をたどったりするので、常に全体の流れを頭に入れておかないと分かりにくいかも知れません。シラバスはちゃんと呼んでいますか。テーマと15回の授業計画が出ていますので、それを念頭に置いておいてください。現在は奈良期律令国家の基礎構造を探るために、律令国家の基礎要素のひとつである(この単元の冒頭で話しましたね)都城の出現を追っています。実は、この建設が天皇制の成立とも深い関わりがあるのです。