名字に「熊」の字を持つ人は、異類婚姻と関係があったりするのでしょうか?

うーん、必ずしもそうとはいえないでしょうね。大化改新の単元でも触れましたが、日本の古代で人名に動物の名称が付けられている場合、それはその動物の力強さ、優れた力などを言祝いで用いることが多いようです。それ自体は非常にトーテミズム的な、異類婚姻譚を生み出す想像力に近いところにいるとは思いますが、熊の子孫だから熊の名を名乗る、ということではないようです。