年縞分析など、地震や噴火によって攪乱が起きることはないのでしょうか。

もちろん、攪乱が起きる場合もありますが、その際には前後と比較して異常な情況が検出されますので、かえって災害や環境変化の重要な材料となります。例えば秋田県三の目潟の年縞からは、朝鮮半島白頭山から届いた火山灰が検出されており、これまで不明だった噴火の絶対年代(937年)が判明しています。