2014-05-09 喜安朗氏が、「歴史の全体性について」という短い論考のなかで、歴史を「可能態において捉えることがなければ、歴史の全体性に向き合うことはできないだろう」という指摘をされていたのですが、歴史事象における集合性・全体性を考えてみたときに、この「可能態」としての歴史叙述として、具体的にはどのような学派による、どんな研究史的蓄積があるのでしょうか。 日本史特講:古代史(14春)