レポートの件ですが、未だに通史のイメージが掴めません。何かよい参考文献はありませんか?

通史として書かれたものは非常にたくさんありますが、講義が予定の時代を網羅できなかったことからも分かるように、分量的には厖大になってしまいます。ある程度読書量を抑えて通史のあり方を掴もうとするならば、以下の文献がよいかもしれません。まず、シラバスでも紹介している石川日出志他『シリーズ日本古代史』1〜6(岩波新書、2010〜2012年)。6冊もありますが、新書ですので、目次をチェックするだけでも流れは把握できるだろうと思います。また、やはり数巻から構成される『日本の時代史』(吉川弘文館)は、全時代を扱っている大部なものですが、それぞれの冒頭には各時代の流れを扱った総説を収めているので、それを参照するという方法がありますね。