「大化改新」に関するテレビドラマのなかで、儀式の場に「新羅」「百済」など国名の書かれた石が立っていました。外国人と行う行事には、専用の場所があるのでしょうか。

あれは「版位(へんい)」というもので、朝庭における列座の位置を示すものです。百官が参列する際、律令制においては、漆で位階の書かれた木製の板が置かれます。しかし、平城京からは石製のものが出土しており、ドラマはこれに基づいてたものと思われます。